名前を呼んでも、振り向かなかった。
じっと同じ場所を見つめていて、私が近づいて初めて「あ、いたの」という顔をした。あの日のことを、ときどき思い出します。「耳が遠くなったのかな」「疲れているのかな」と思っていた。老犬だから、当然のことだと思っていた。
でも後から知ったことがあります。「老犬だから仕方ない」と流してきたあの変化の一部に、食事が関わっているかもしれないということ。毎日食べているものが、脳に届いているということ。
この記事では、その「届き方」の仕組みと、それを示す研究の話をします。完全な答えではないけれど、あの子の毎日のフードを選ぶときに、少し視点が変わるかもしれない話です。
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